やくろぐ!!

-人の薬に立ちたい!薬剤師・薬学生応援ブログ-

→薬剤師国家試験関連記事はこちら←

【薬剤師国家試験合格基準まとめ】相対基準になってからの合格点と合格率は?

広告

f:id:chacatechin:20181127204501p:plain

薬剤師国家試験の合格基準は年々変わってきており、第104回薬剤師国家試験からは医師国家試験のような禁忌肢が導入されます。

今回は公表されている情報をもとに、新たな合格基準、過去の合格基準、さらに相対基準となってからの合格点と合格率をまとめてみました。

現在の薬剤師国家試験がどのようになっているのか、みなさんにの参考になったらなと思います。

 

第104回薬剤師国家試験の合格基準は?足切りは?

 第104回薬剤師国家試験からの合格基準は平成30年8月に厚生労働省から公表された「新薬剤師国家試験について」の一部改正についてにこう記されています。

以下のすべてを満たすことを合格基準とすること。なお、禁忌肢の選択状況を加味する。

① 問題の難易を補正して得た総得点について、平均点と標準偏差を用いた相対基準により設定した得点以上であること。

② 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上であること。

新薬剤師国家試験について-厚生労働省

 これによると足切り基準は必須問題を70%以上かつ、それぞれの科目を30%以上取ることとされてます。

薬剤師国家試験の各科目の問題数はこのようになっています。

科目 必須問題 薬学理論問題 薬学実践問題 出題数計
物理・化学・生物 15問 30問
15問
(複合問題)
60問
衛生 10問 20問 
10問
(複合問題)
40問
薬理 15問 15問
10問
(複合問題)
40問
薬剤 15問 15問
10問
(複合問題)
40問
病態・薬物治療 15問 15問
10問
(複合問題)
40問
法規・制度・倫理 10問 10問
10問
(複合問題)
30問
実務 10問  
20問

65問
(複合問題)
95問
出題数計 90問 105問 150問 345問

このことから、足切りにかからないようにするためには必須問題で以下の点数以上取らなければならないことになります。

  • 物理・化学・生物:5点以上
  • 衛生:3点以上
  • 薬理:5点以上
  • 薬剤:5点以上
  • 病態・薬物治療:5点以上
  • 法規・制度・倫理:3点以上
  • 実務:3点以上
  • 合計:63点以上

広告

 

総合の合格点に関しましては相対基準により決められるので、合格発表がある平成31年3月25日までわからないということになります。

よほどいい点数を取らない限り、合格したかわからないので薬剤師国家試験が終わっても不安との闘いはもう少し続きそうです。

第101回~103回までとの変更点

 薬剤師国家試験の相対基準は実は第101回薬剤師国家試験からスタートしています。では第101回~第103回薬剤師国家試験と第104回薬剤師国家試験の合格基準はどのような点が異なっているのでしょうか。

以下に第101回~第103回薬剤師国家試験の合格基準を示します。

(1)総得点についてこれまでの得点率による絶対基準を見直し、平均点と標準偏差を用いた相対基準で合格者を決定する。その際、教育の現場や受験生の混乱を回避するため、当分の間、全問題への配点の 65%以上であり、かつ、以下(2)の基準を満たしている受験者は少なくとも合格となるよう合格基準を設定する。

(2)必須問題及び一般問題ごとの基準について必須問題全体については、これまでどおり全問題への配点の 70%以上であることとする。 また、必須問題を構成する各科目の得点については、それぞれ配点の30%以上であることとする。一般問題については、構成する各科目の得点に関する基準を廃止する。

(3)難易の補正について これまでと同様、正答率及び識別指数の低い問題については、得点を調整する。

薬剤師国家試験のあり方に関する基本方針の見直しに関する中間とりまとめ

このことから、変わった点として”なお、禁忌肢の選択状況を加味する。”という一文が追加されたことが挙げられます。

第100回以前の合格基準

では、さらに第101回薬剤師国家試験より前の合格基準はどのようなものだったのでしょうか。第100回薬剤師国家試験までの合格基準は以下のように設定されていました。

以下のすべてを満たすこと。

1 全問題への配点の65%を基本とし、問題の難易を補正して得た実際の 総得点以上であること

2 一般問題について、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の35%以上 であること

3 必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各 科目の得点がそれぞれ配点の50%以上であること

 現在の必須問題以外にも一般問題に足切り基準があり、さらに全体の65%以上を取れば合格という絶対基準の試験でした。

それにしても、必須問題を構成する各科目の点数が50%以上という足切りはキツ過ぎますね・・・

第101回~103回までの合格点と合格率

相対基準となった第101回薬剤師国家試験からの合格点と合格率を調べてみました。相対基準となり、合格点と合格率はどれくらいになったのでしょうか。

第101回

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が446点以上

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし2問、複数解1問

  • 受験者:14,949名
  • 合格者:11,488名
  • 合格率:76.85%

第102回

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が434点以上

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし4問

  • 受験者:13,243名
  • 合格者:9,479名
  • 合格率:71.58%

第103回

以下のすべての基準を満たした者を合格とする。

全問題の得点が434点以上

・必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上

※解なし1問、複数解4問

  • 受験者:13,579名
  • 合格者:9,584名
  • 合格率:70.58%

 

薬剤師国家試験は1問2点なので合格点が400点を超える数字となっていますが、1問1点で計算すると、相対基準となってからの合格点は第101回が223点、第102回と第103回が217点となっています。

また相対基準となってからの合格率は第101回が76.85%、第102回が71.58%、第103回が70.58%となっています。

合格基準がこれまでと大きく変わってしまうと、混乱を招く危険性がありますので第104回薬剤師国家試験以降の合格基準はこれくらいの合格点、合格率を参考にしていいのではないかと思います。

 

薬剤師国家試験は合格基準だけでなく出題傾向も年々大きく変わってきています。それぞれに対応していくのは簡単ではないでしょうが、しっかりついていくしかなさそうです。

これからも新しい情報があれば更新していきたいと思います。重要な情報など分かった方はコメントなどを頂けると嬉しいです。

www.103yakyaku.com

 

www.103yakyaku.com

 


→薬剤師国家試験関連記事はこちら←
Sponsored Link