やくろぐ│人の薬に立ちたいブログ

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CDK4/6阻害薬ってなに?~簡単にまとめてみた

こんにちは、ひゃくさんです!

皆さん勉強してますかー?私はこの間こんな薬を知りました。

その名も「イブランス

 おいおい、そんなのも知らねーよってコメントは無しで!w

 

私は基本的に薬ゼミの青本の知識しかないので書いてないことは知らないのです。

(今の青本には載ってるのかな?)

きっと、私と同じように知らなかったという人も多いと思ったので調べたことを簡単にまとめてみました!

 

本当に簡単にしかまとめていないので、ところどころ説明も簡略化しています。ご了承ください。

 イブランスとは

イブランスとは一般名「パルボシクリブ」。

ファイザーが昨年の12月に発売した新しい薬になります。

 

作用機序も新しく、サイクリン依存性キナーゼ4及び6(CDK4/6)とサイクリンD複合体の活性を阻害する抗がん剤です。

 

図にしてまとめてみました。

f:id:chacatechin:20180521210210p:plain

CDK4/6とサイクリンD複合体は細胞周期を促進し、がん化の原因となっています。

ここでパルボシクリブが複合体の活性化を抑制することでがん細胞の増殖を抑えます。

 

上の図でも書いていますが、内分泌療法剤はサイクリンDを抑制するためこれを併用することにより、パルポシクリブの効果を高めることができます。

添付文書上でも内分泌療法剤との併用が定められています。

 

適応症

イブランスの適応症は現在のところ「ホルモン受容体陽性、HER2陰性の手術不能又は再発乳癌」です。

HER2は陰性でないとダメなんですね。トラスツヅマブとは違います。

 

用法用量

添付文書上にはこう書かれてあります。

内分泌療法剤との併用において、通常、成人にはパルボシクリブとして 1 日 1 回125 mgを 3 週間連続して食後に経口投与し、その後 1週間休薬する。これを 1 サイクルとして投与を繰り返す。なお、患者の状態により適宜減量する。

イブランス添付文書より引用

 3週間投与の1週休みの3投1休です。

イブランスには125mg製剤と25mg製剤があるので適宜増減には25mgを使うことになると思います。

 

副作用

イブランスの特徴はその新しい作用機序だけでなく副作用にもあります。

なぜなら副作用発現率がほぼ100%だからです。

 

細胞周期を止めてしまうため、好中球減少や白血球減少を伴ってしまいます。

なので1週間の休薬が必要なのでしょう。

 

ただこの薬は安易に減薬または休薬することが可能で、副作用に合わせて休薬や原薬を選択できます。

検査値や患者さんの様態を見て判断する必要があるでしょう。

 

薬価

高いですw

125mgの1カプセルで22560.3円

 

新しい作用機序で期待も高いので払う価値はあると思いますが、やはり高いですよね。

調剤するときはミスをしないように気をつけましょう笑

 

 

今回はイブランスについて簡単にまとめてみました。

 

理解していただけましたか?

もし間違っているところがあれば指摘ください。

質問も大歓迎です!

 

では、またいつか薬についてまとめていきたいと思います!!